2013年5月28日火曜日

スリランカ行き数日前に買ったパスポートケース。AKAFUJI

けっこう気に入ったので、ご紹介。

これ、パスポートケースである。600数十円と格安で、なおかつなかなかセンスいい。
葛飾北斎の赤富士なんだけど、富士山の赤い部分、透明に抜いてある。10年パスポートをそこに入れると、北斎の名画が完成する。

いいよね、こういう感じ。

2013年5月20日月曜日

東京と同じオフィス環境をスキャンスナップでスリランカでも!



スリランカへの旅、一番人に言われたのが、これ。「ScanSnap S1100」

なぜ君は旅行にスキャナーを持って出るのか?と。おかしいじゃないか、と。
まあ、ごもっとも、である。わたしが普通の旅行者で、旅をどんどん進めて行く、移動する、というスタイルであったら持って行かなかったかもしれない。いや、今となっては持って行って何の負担もない事がわかってしまって、持たざるを得ない状態だ。

現物を見た事がない方々にはわかりづらい感覚であると思う。
実際、本当に小さいのだ。これはなんだろう、といぶかしく思うくらい小さい。

スキャナー、仕事に使い始めると、なかなかこういう便利なもの、手放せなくなる。
なんだかんだ言っても、まだまだ紙ベースで動いている仕事は多い。仕方ないし、特にそれについての意見、思いはない。
なぜそうなのかというとだったら自分で紙データをデジタル化してしまえばいいから、それが手元で出来るから、なのだ。ScanSnap S1500が自分のデスクにあるから、なのだ。

が、しかし。

旅行、となると事情が違う。自分のデスクと同環境、といってもScanSnap S1500の持ち歩くには適していないボディを持って行くわけにはいかなかった。旅行前、株式会社PFUのご担当とおしゃべりをする機会があった。S1500が実にによく働いてくれるという話からはじまって、四方山話でこんどひと月、スリランカ出張なのだ、と話すと「S1100、小さいですよ。持って行って試してみてください」と言っていただいた。実はどうするかなあ、と思う気持ちも少しあった。荷物が増えちゃうなあ、と思ったのだ。つまりそれは、現物を見ていなかったからだ。あとからそう気がついた。

早々に部屋に届いたS1100を見て目を剥いた。小さい。驚くほど小さいのだ。手元にA4の紙はあるだろうか。それの短い辺の長さにプラス5センチ、加わっただけの大きさなのだ。MacBook Air 11の本体ではなく、キーボードの幅と同じか少し短いくらいのものなのだ。本当に小さい。イメージは筆箱。小学生の持つ大きな長方形のアレではなく、ビジネスマンが持つ筒型のペンケース、ペン類が6〜7本はいるくらいのアレ。あんなサイズ感なのだ。驚いた。しかも電源は不要。USBバスパワーで稼働する。つまり重たいACアダプタはついていない、いらない、という事なのだ。本当に、これだけでいいのだ。ちょっとしたクッションの入ったキャリングポーチに入れて、着替えの衣類の中に滑り込ませれば荷物が増えたなど言う感覚は皆無だった。

そうやってはるばるたどり着いたスリランカ、コロンボのそばにあるビーチリゾートのマウントラビニヤ。ホテルの部屋で荷物を解いて、MacBook Airの脇にScanSnapS1100を並べてみる。うん、東京と同じ環境だ。なんとうれしいことか。

旅先の取材、紙のものはけっこうたまる。
日々たまってゆくのがレシート。これをすべてスキャンする。楽々出来るのを見て今回の旅の首謀者である友人が驚いていた。
レシート、おもしろいデザインの新聞広告、スーパーマーケットの折り込みで入ってくるチラシ、友達になったスリランカンから借りた紙焼きのスナップ写真、レストランのパンフレット、メニューブック等々。仕事に役立った場面もしばしばあった。

特に思ったのはインドでもそうだったのだが、ここ、スリランカでもまだまだ紙焼きの写真を大事に持っている人々は多い、ということ。彼らは皆写真が好きで友人が彼らの家に遊びにくると必ずと言っていいほど家族や友人と一緒に撮った写真を自慢げに見せてくれて、たちまち時間が過ぎて行く。そういう事がしばしばあった。一方携帯電話の普及も早く、ほとんどの人が持っている。スマートフォンはまだまだ少ないようだった。彼らの家に遊びに行ったときに紙焼きをその場でデータ化して彼らの携帯電話やパソコンに入れてあげたら喜ぶだろうなあ、ということ。携帯電話で思い出の写真を持って歩けたら楽しいだろうな、ということ。そんな事を思った。

実際、友人になったスリランカ人をiPhoneで動画を撮って簡単な編集をした作品、見せてあげたら大変興奮して自分の携帯電話に入れてくれ、とすごい勢いでせがまれた。YouTubeにアップロードした、といっても聞かなかった。彼のサムスンはスマートフォンではなかったため動画形式の変換に往生したのも今はいい思い出だ。

デジタルプロフェッショナルはここスリランカにも数多くいて、ショップでバナーや名刺を作ってもらったのだが、目に求まらぬ早業、ショートカットを駆使してイラストレーターやPhotoshopを使いこなすのを見てきた。が、その発注はお金もかかり基本ビジネスユース、パーソナルユースはまだまだ、というのもわかった。

私は写真がとても好きで、紙焼きのおもしろさやメリット、大切さも知っている。後世に残るのは意外やアナログ写真のほうに現状では分があるようなのだ。
そしてデジタルデータの写真のよさも、またわかるのだ。コンパクトで扱いが便利だ。どちらか、ではなくてどちらも持っているのは豊かな気持ちになるだろうなあ、と思う。

今度の旅行にはまたScanSnapを携えて出かけ、友人になった現地の人とそんな事をやってみたいな、と思っている。

2013年5月10日金曜日

スリランカにどんなガジェットを携えてひと月暮らしたのか、の答え。



かなりいろいろ持って行った。いろいろ持って行ったのだが、なんというか、これだけの荷物なのにずいぶんコンパクトにまとめられたものだなあ、というのが感想だ。


東京のオフィス環境そのまま、というのと取材用機材をフルコース、という事で覚悟はしていたのだ。が、大きめのバックパック1つに収まってしまった。いい時代になった。

・コンピュータ1台 / MacBook Air 11inc
・カメラ3台 / OLYMPUS E-PM1、Nikon P300、GoProHRO3
・スキャナ1台 / ScanSnapS1100
・タブレット端末1台 / iPad mini
・携帯電話2台 / iPhone5、iPhone4S
・外付けHDD2台 / LACIE LCH-RK1TU2 1T 2.5inc、WD MyPasport for Mac 2T 2.5inc


ほかにタブレット、電話の防水ケース、予備の保護フィルム、外付けバッテリー3台、カメラとiPhoneの交換レンズ、ヘッドフォン3本、三脚が大小取り揃えの3本、照明関係とUSB接続アイテムにカメラ関係のフィルター、Wi-Fiの到達距離延長ブースター、外付けマイク2本、各デバイスの電源ケーブルや接続ケーブル類とその予備、それぞれのバッグやポーチ等々。

人に言われたのはこんな感じ。

Q:なんでiPhone2台?
A:予備。盗難紛失に備える。予備カメラとしても機能。

Q:HDD2台3Tって多くない?
A:1TはMacBook AirのTimeMacine用。写真データと動画データが多くなるため。
  またリスク分散のために同データを2台にわけて保存。

Q:iPhone、iPad防水ケース、普通のケースと別荷物のナンセンス。
A:防水、プロテクト関係は取り回しが悪くなる。
  ひと月という単位での生活では生産性が下がる。

Q:スキャナーあり得ない。
A:月単位での生活と東京の環境をそのまま、がテーマ。また旅行等では紙のデー
  タが増える事も多い。それらをデジタルデータにする事はかなりのメリット。
  そしてScanSnapS1100の小ささ。容積、重さ共に筆箱を一つ、追加する程度の負担。


そんな感じで不便なく過ごせた。
また、移動を伴う「旅行」ではなく、ちょっとした短期の引っ越し的な感もある今回。環境を同じく、ができたのはコンパクトなデジタルデバイスたちと移動少なくベースキャンプが快適なホテルであったから、という部分も大きいだろう。


おかげで楽しくも実りある取材がいろいろ出来たと考える。

2013年5月6日月曜日

GoProで撮るスリランカ「マーケットのチャイ屋台。」

GoProはアクションカムと呼ばれるジャンルのビデオカメラだ。エクストリームスポーツ
、モータースポーツ、特殊な空撮やプロのテレビの現場等で使われる事が多い。はじめはそんな場所で使う特殊なビデオカメラを買ってどうするんだ、と思っていた。しかし、思い出した。数年前にインドへ行ったときに撮った映像。「印度疾走」と名付けた映像だ。

iPhoneだけで撮影をした。当時、iPhone3GSに初めてビデオカメラ機能が搭載され、出発前に急いで購入した記憶がある。もう4年も前の話になる。

自分であえて言うがなかなかよく出来ている。何の映像知識もない人間が片手に持ったiPhoneだけで撮った映像だ。それをiPhoneの中だけで編集をかけ、エフェクトを付け、音楽をのせた。音楽なぞiPhoneのマイクから直に拾っているのだ。映像制作を楽しむきっかけにはそんなもので十分だし、多くの人が同じように映像を楽しめばいいのではないか、と考えた。そういう内容の本を著したのもこの映像が始まりだった。
今も仲のよい付き合いが続く友人のジェット☆ダイスケ氏やアサカワズ氏、KEN3TV氏、弓月ひろみ氏や池田美樹氏も協力してくれた。他にもたくさんの方が協力してくれた「iPhone x Movieスタイル」という本、今でもいい本を作った、と思っている。

そして、あのときのiPhoneをGoProに持ち替えてもう一度、今度はスリランカを撮ってみたいと考えた。そう、なにもクルマに吸盤でカメラを取り付けたりスカイダイビングでヘルメットにカメラを取り付けたりする必要はないのだ。手持ちで自分の目線で撮る。それで十分におもしろかったじゃないか。そう考えた。そういう使い方でもこのGoProというカメラ、小さなサイズとHD画質がおもしろい効果を生んでくれるはずだ。そうやって購入に至ったのがスリランカへの出発3日前だった。

そうやって、毎日の日常を切り取っていくことにした。ホテル、列車、マーケット、オート三輪、ビーチ。そういうものをただGoProで切り取ってゆく。手振れ補正もない、このシンプルなカメラは日の光の下で驚くほどシャープで美しい映像を私の手元に残してくれる。3本ほど動画を撮って手応えを感じた。もっと撮りたい、もっと撮ってやろう。そう感じた。楽しくなってきた。

実際に撮った、マーケットを歩いてチャイを飲むだけのこの映像、楽しく撮れていると思う。カメラマンなぞ同行していないのに、まるで誰かがもう一人、カメラを構えているような映像が何シーンかある。

どう使うか、どう使いたいかが見えた一瞬だった。