2014年2月15日土曜日

Aladdin BLUE FLAME Stove / アラジンのストーブ。

アラジンのブルーフレームというストーブ。もう30年ほど持っている。
たしか、中野の救世軍のバザーで3000円ほどで買った記憶がある。

石油ストーブ、特に古いものはコレクターがいたりして楽しい趣味のジャンルなのだがこのアラジンはその中でも王道。ただし私は実用品として購入、今に至る。

この日はメンテナンスとして焼けて短くなった芯を燃焼筒を取り外して繰り出す作業を行った。上手にやらないと油まみれになるが、内部構造を見ながら清掃をして芯の繰り出し、というのはちょっとしたお楽しみだ。やっていて楽しさを感じる。

シリコンチップではなくて、規模は小さくても歯車や金具が絡まり合って動くものというのはやはりどうにもいじっていると楽しいものだ。




そういう心情的な楽しさと同時にこのストーブを持ち続けることは生活インフラの確保、という意味で価値があると思っている。

先の大震災、それと5年前に私の住む家の前を流れる川の氾濫で停電や断水等を経験した。自宅にはガスファンヒーター、電気ストーブ、エアコンがあったがガスの停止はないものの(ガスメーターでの自動切断はあったが復帰させるのは容易だった)電気がこなくては暖房はかなわぬ。外からインフラを引くガスコンロでの調理もなにかあったらまた同じだ。エアコンでの暖房も無理で風呂にも入れない状況、唯一このアラジンブルーフレームは何があっても健在、灯油さえ確保できれば(夏でも買い置きをしてある)調理と暖房、簡易な照明としても使うことができる。廃油ストーブのノウハウがあればそういう使い方までできる懐の深いストーブだ。

オール家電の家など、心配でたまらない。
スタンドアロンで稼働する生活のためのインフラを考えるのは今だから、ではなくいつのときにでも大切なのではないだろうか。








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