たまに、息詰まったり何か気持ちの置き所がなくなったりすることがある。そういう時はクルマで山の方へ出かけることが多い。山路で少しだけ鞭を入れてやる感じのリズムでクルマを走らせていくと気持ちが落ち着いてくる。決してそう遠くに行くわけではなく、泊まるわけでなく、旅の一歩手前みたいな状態なのだが、数百キロを走ると、この足元にある道が実は旅に続いているのだ、ということを確認できて、ほっとしたり満足したりするのだ。
本当だったらそこから旅が本格的に始まるのだが、おいてきちゃった仕事の事を考えても、ここでとどまらねば。
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