2011年12月27日火曜日

何となく作った年末の電車風景。MosoとiPhone、簡単だった。



iPhone4Sで撮りました。

ちょっと最近動画、サボり気味。
素材はどんどん撮ってるんだけどね。






このあいだ、夜浅草で、コントラストの強いモノクロの写真をiPhoneを使って撮影していたら、動画も同じようなのをやってみたくなった。





そうだ、アプリで「8ミリ」なんてのがあったけ。

4 x 3の縦横比とフィルムムービーカメラのエフェクト、フィルター。
なかなかいいんです。

XPro

sakura

NOR

60's

70's

1920
なんてね。いろいろある。

ちょっと制作意欲を刺激されるエフェクトがあるんです。
でもそんなに構えないでちょろっと撮ります。
フルハイビジョンではないため軽く扱いやすいムービーデータをさっさと編集。エンコードも時間短くいい流れです。

今回は編集に珍しくiOSデバイスを使わず、Macにデータを引き上げて「MosoHD」を使用。



素材入れこんで、切って貼って、音入れて。タイトル入れたらえらい簡単にできました。

映像って金がかかる。手間がかかる。
そういう印象が未だ市場にはあります。

写真はアマチュアもプロもそれに適した手法と機材があって、健康的なマスであると思います。
映像方面、こういうような方法やアプリ、機材に気がついてアマチュアの幅が広がるとより裾野が広がって、才能が見いだされやすくなり、より消費がまわるのじゃないかな、と思います。

そうなっていくとおもしろい。


2011年12月15日木曜日

オステリアダヒロキ。三鷹のレストランで写真を撮ってきた。


ちょっとおもしろいスタイルのフォトパーティー、なのかな。

そういうのに行ってきました。


仲良くしてもらっている友人のマヤさんが誘ってくれました。
なんでも食事の写真を上手に撮ることのできる人を厳選、だそうで。
ホームページい写真を提供してくれるカメラマンを募って、食事を出して、それを撮影。撮ったそばから食べちゃおう、という集まり。


うむ、上手いか下手くそかは置いといて、7年くらいカレーの皿ばかり、写真、撮ってきてるもんね。
あたしの腕と機材でよろしければ、よろこんで。


さて当日。

ちょいとばたばたしているなかで、何とか都合をつけて滑り込んでみると。
お、オレは仕事しなくてよさそうだな、と思わせてくれた人が何人かいた。
すんごいごっついカメラとごっついレンズの人。
よし、食に集中しよう(笑)




あ、いや、ちゃんと写真は撮りますよ。
うん、撮るってば。
機材だけじゃないところもありますからね、食事の写真。

料理って正面、横、後ろ。ちゃんとあるんです。
たとえ丼物で、シンメトリーだったとしても、あるんです。
そのことは仕事で厨房に立っていたからよくわかる。


調理人のひとが、まな板と皿を自分に向けて皿の上を作り上げて、それを今度はホール担当がお客の胸の前に正しい位置で、見せたい顔の方を向けて置く。これです。お客もそれを受けて眺めます。
そういうのがわかっているかいないかで、たったそれだけでも写真は変わるもの。

そんな経験を生かしつつ、でも、機材的には話にならんのでお任せすべき方にお任せして、ボクはじゃあ、映像の方でも。というわけで、いつも通り。
iPhoneのスライドスイッチを右にスライドさせて、赤いボタンを押して、動画を撮影。


や、きれいな、おいしそうな料理の画ってのは、いいものだねえ。
楽しく撮影ができました。

公然と店内を立って歩いてどこでも撮っちゃうなんていう、はしたないこと、なかなかできないのでとても楽しい。
キッチンの作業だってOKという大盤振る舞い。
レストランでの仕事の流れを撮るっていうのは、すごく楽しいな。ヒロキさんも奥様もカッコ良くて、絵になるし。


料理、美味しいです。とても美味しい。
イタリアンは好きだけど、あまり詳しくないので、あまりいろいろ言えないのだけど。でもとにかく美味しい。

なにより作り手が出されているお料理のストーリーをその場で教えてくれるのがとても楽しい。食事はリビドーではなく、知、の部分での満足、それを含めて満足感を得る。そのことはすごく大事であると思います。

作り手とお客がきちんとコミュニケーションをとって、お互いに納得、満足をして食事が進んでゆく。
このスタイルはこれからますます個人の飲食店にとって大事になってくるんじゃないか、と思います。


この日のフォトセッションはそういった観点で、モデルとできるような催しだったのかな、と感じました。

パーティーの開催 > 顧客に役割分担をする > 参加意識とコミュンケーション > リピーター

というような感じでしょうか。それが押し付けがましくならずに、スマートに進む。
大変貴重な体験でした。





2011年12月10日土曜日

これ、カメラじゃないよ。iPhoneのケース。ギズモンiCAっていう。



とても面白いものが、もうすぐ発売されます。
これなんだけどね。
ほら、これ。

カメラ。


の、形をした、カメラじゃないもの。
iPhoneのケース、なんですよ、これが。





GIZMON iCA っていいます。


ビックリしたな。
本日夜で終了する @KEN3TV細井研作さんとわたしの写真展「旅 - スパイスの香りがする写真展」で彼が持って来たのを見せてもらいました。
プロトタイプらしいです。

写真の写りもあるんだけど、ほぼクラシックカメラそのもの。
見えるでしょう?この感じ。



機能としてシャッターボタンが実動するんですよ。
なんかすごいな。

なんとなくあのボリュームのプラスボタンでシャッターって慣れません。
3GSから数えて4台。
すべて手にして使ってきて、撮影スタイルができてしまっています。


もうそのクセは抜けないんだけどさ、このケースにiPhoneを入れるとシャッターボタンを探してる自分の手に気がついた。

カメラだって認識に知らないうちになってるじゃないか、からだが。こりゃすごいことです。
とにかく見かけは本当にカメラそのもの。

質感だって頑張ってますよ。


ファインダーなんてさ(ファインダーだぜ(笑))ちゃんとガラスが入っていて、ドキドキする。
バカだなあ、と思いながらカメラ(失礼、iPhone(笑))を顔のそばに知らぬ間にもってきている。
ファインダーに接眼している。

それにきちんと機能するシャッターボタンと両吊りのストラップホール。
うーん、ストラップを考えたくなる。選びたくなる。

楽しいなあ。



iPhoneで写真を撮るスタイルが変わるかもしれない可能性を持ってるんじゃないでしょうか。このケース。
カメラを思い出すんだよね、フィルムカメラを使ってた頃の感じ。

「あ、そうか、カメラってこうやって持ってこうやって撮ってたものな。」

そういう風に思いだしたりしました。
構えて撮る。iPhoneじゃあカッコつけだけに思えるかもしれませんが、構えて撮ることって実はとても大事なことで。


被写体を一生懸命見て、集中してっていう写真の撮り方、デジタルコンパクトカメラが普及してからすこし減ってきたスタイルだと思う。

一枚に賭ける想い、なんてのはそういうところから生まれたりするんですが、このギズモンiCAはそれを思い出させてくれる何かを感じてしまいました。いいすぎかな?(笑)

でも、とてもいいものです。


クリスマスプレゼントにこれをかわいいカメラ女子+iPhoneユーザーなんかにプレゼントして、そのサプライズをビデオに撮ってみたいな、なんて考えました。


ちょっといいでしょそういうの。


http://ja-jp.facebook.com/gizmon.ica

http://gizmon.com/ja/gizmon-ica/

2011年12月3日土曜日

ホームセンターに子ヤギがいました。



や、なんだかかわいくって。
で、その場でiPhoneのビデオ回してその場でチャチャッとつなげました。
きょうはiPhoneのiMovieで。

かわいいねえ。
あやうくつれて帰っちゃうところでした。

ヤギを飼いたいな。

2011年12月1日木曜日

カメラ。機械と自分の身体が呼び起こす、過去の記憶と心の震え。


友人たちと立ち寄った中古カメラ店でその記憶は蘇った。


好きか嫌いか、と言われればカメラは、好きだ。
友人たちの熱狂や深い知識に比べるべくもない程度ではあるが、やはりカメラは好きだ。
写真を撮ることも好きなのだが、カメラ自体が好きだ。
小さく、精密な機械というものは心踊らされるものがある。



彼らと町のこぎれいな中古カメラ店に何気なく立ち寄った。

ジャンクのラベルがついた70年代後半のコンパクトカメラ、OLYMPUS XAに心動かされたり、90年代の浮かれた時代の流れの中で出てきたカメラのデザインをぶち壊そうと躍起になっていた頃のカメラが新鮮に見えたり。まだまだ現役のマイクロフォーサース規格のボディの安さに驚愕したり考えこんだり。



そうやって楽しんでいると、突然体が持っていかれるような感覚がやってきて、いったいどうしたのだろう、と自分の体調を訝しく思った。
程なくめまいではないのだ、と気がついたのは、ショーケースの中段の端にひっそりと置かれたカメラから目が離せなくなっていた自分に気がついたから。正確にはそのカメラが目に飛び込んでから、両の手先におかしな感覚、はっきりと体が覚えている不思議な感覚が突然蘇った。


そのカメラは学生の頃、親父が貸してくれていた古いカメラ。
OLYMPUS 35RC
小さな、何の変哲もない35mmフィルムを使うカメラ。

どれくらいの期間使ったかさえ、思い出せない。
そんな、その存在さえ記憶の澱みの底に沈み、泡ひとつ浮き上がってもこなかったような、カメラ。

ショーケースに近づいた時にオレンジ色のフィルムカウンター窓の矢印が目に飛び込んできた。
見えてはいないのに突然その窓の奥のカウンターの数字フォントまでありありと思い出した。


シャッターボタンのレリーズ用ねじ切りを見てシャッターに指をかけた時の、押し込む時の重さを思い出した。
シャッタースピードのダイヤルを操作した時のクリック感、レンズ上のセルフタイマーレバーの重さとゼンマイの音、巻き上げレバーの操作感、シボの手触り、、、

ガラスのショーウインドウの中にあるそれを、あたかも手のひらに置き、操作しているような感覚を覚えたのだ。

圧倒的な体験だった。
生々しい記憶が突然手元にやって来て、めまいさえ感じた。



思い出が、いや、思い出なのかな、これは?
そのカメラを操作した記憶が奔流のように蘇り、うねり、ひととき本当に他のことが考えられなくなった。夢を見ているようであった。
何を撮ったか、どこに持って出かけたか。
そちらは全く思い出せなかった。ただ、カメラとそれを操作する自分だけが鮮烈に思い起こされた。


シリコンでもなく、エレクトロニックでもなく。
操作したダイヤルの奥に潜む歯車が、そのまた奥にある歯車に、順番にカメラ自身に物理的に伝えていく、あの感覚。


たとえばオートバイ。


スロットルを開いた時に、スロットルワイヤーがスロットルグリップに巻き込まれ、引っ張られ。ワイヤーとリンケージをたどってカービュレーターのフロートにつながって。
ガソリンの噴霧量が増えて、エンジンが吼えて。そういう物理的で想像が容易な、機械が動く様。



それは多分、道具を手で覚えた、体が覚えた、その記憶。
手の記憶。機械と分かち合った、感触、という記憶。


いま自分が持ち歩き、使っているガジェットたち。
同じように30年後、こういう体験をさせてくれるのだろうか。

手元に置いて使うもの。
選ぶなら、そういうものをあとでもたらしてくれるようなものを選んでみるといい。

2011年11月24日木曜日

ロモバッグ

ロモでバッグを買った。これで2つ目。
なかなか気に入っている。


「SIDEKICK TPE BAG LITE」


為替レートの関係で海外製品の価格見直しがたまに行われることがある。たまに、だけどね。あんまりそういうの積極的じゃないショップの方が多いものね。

ロモ、ご存知カメラブランドなんだけど、ファッションアイテムも充実している。
それも、どこかの自動車メーカーとかのオリジナルと違ってベタロゴばっかりのハテナアイテムじゃなくて、いいもの、スタイリッシュなものが多い。わりと気にしてWebページをチェックしたりしているのです。


そんな感じでいつだったの見ていたら、大幅値下げ!のアイテムをいくつも発見!
今回のこのバッグ、ちゃんとトイカメラボーイズ&ガールズに向けてスタイリッシュで機能的にデザインされている。
ポケットが多いばっかりの縦型黒バッグ、だと、おとうさんの通勤かばん的になりがちだけど、これはなかなかのもん。
収納力もあって、MacBook13インチとお財布、トイカメラ2台にiPhone周りのギア一通りおさめてちょいおつり、くらいの容量。
使い出がいいんです、これくらいのサイズ。


これより大きければ汎用性がもっと出るじゃん的な意見も出るでしょうが、ここで切るところに意義がある。
荷物って持ちすぎはダメです。特に撮影で歩き回る時は作品の質、内容にまで影響が出たり、、、いや、あるってば。

カメラの数を持って行き過ぎれば写真にばらつきが出るし、一枚一枚の写真への取り組み具合が浅くなる。
わたし程度のカメラ好きではやっぱりそうなっちゃう。
頭、こんがらがっちゃうんだよ、、、

だったらポケットにはいる分だけに絞ってそれに集中するのはいい写真につながるんじゃないかな。



それと、機動性と行動範囲。軽ければ、荷物が少なければ、やっぱりそこらへんの効率が上がるわけです。疲れも少なく、結果、得られるものが大きい。どうでしょう、そんなスタイル。
本体とポケット部が分離、ロングショルダーにも付け替え可能。多少の雨でもびくともしません。


そんなこんなでこのバッグが旧価格の9870円から、何と大幅値下げでびっくり、4980円。即買いしましたよ。





少し前に買ったのはこれ。

「HIPSHOT BAG GREEN」

これも旧価格の5040円が1780円。即買いしたよ。

どっちもなかなかいいぞ。

2011年11月23日水曜日

雑誌「旬がまるごと」に寄稿


この朴訥、且つインパクト強い、ステキな表紙の雑誌。


「旬がまるごと」


という隔月刊紙。
とても価値がある本。


その号一冊まるごと、旬の食材をテーマとして取り上げ、そのただひとつのテーマを深く取材、追求するとても興味深いスタイルの本。


これは、好きだなあ、この感じ。
たとえば「キャベツ」「たこ」「レモン」「のり」「牛肉」「さけ」「とうがらし」と、様々。

実はこの本を編集している小林編集長と、「とうがらし」の号のご縁で知り合った。

カレーですよ大盛況!(代々木公園 ワイヤードカフェフィット)TABE TABI MARKET

ワイヤードカフェフィットで「タンドール、絶対ゆずって」といわれ、しばらく前に納品しにいって。
で、なかなか火を入れる、仕上げをするチャンスがないよなあ、という小林さん。
仕事でえらい忙しい様子。

なんて思ってるうちに「そうだ!じゃあさ、仕事にしちゃってやっちゃえば、、」と小林さんのひらめき(笑)


という事で先日、めでたく小林さんのタンドールの仕上げ、兼撮影。原稿の依頼もいただいて。



ポータブルタンドールプロジェクト(代々木上原 雑誌撮影)
http://blogs.yahoo.co.jp/hapii3/61542343.html

で、雑誌、完成。発売中。
Amazonにももう既に。 → 


1ページもらってポータブルタンドールの事を紹介する記事を執筆。
カッコいい写真とレイアウトを施してもらって、雑誌デビュー。
ぜひお手に取ってみてください。



その記事もさることながら「旬がまるごと」、このブログを読んでくれているあなたのような食にこだわりと感心がある方には本当にお勧めしたい。

なんつったって特集、ほたてだし。


びっくりするような視点(あのエネルギー企業のCIデザインの話とか)からの記事もあって、楽しかった!

バックナンバー含めて買うといいぞ。

2011年11月20日日曜日

iPhone x Movie導演 = iPhone x Movieスタイル。台湾版、発売。

皆さんにお世話になりながら完成させ、去年の初冬、11月に発売となったiPhoneだけで映画を撮ろうよ、という本。


iPhone x Movieスタイル」


はやもう1年経ってしまいました。
早いものです。


月日は流れ、出版当時最新で滑り込みで差し込んだiPhone4も、モデルチェンジとなり、そして大変に大きな影響を与えられたAppleの総帥、スティーブジョブズが亡くなり。
そんな中で思うのは、彼、スティーブからわたしへの大きなプレゼント。
新しいiPhoneは5ではなく4Sだった、ということ。
iPhone x Movieスタイル」という本が、たいして古びずに済みました。
まだあと1年、この本で戦えます。

技術書やプラットフォームありき、の本はなかなかこういう部分がむずかしく、つねに新陳代謝を繰り返すものに合わせていかねばならない運命です。
でも、彼からもらった最後の贈り物で、わたしはもう少し前へ進める、次に進むための時間の猶予をもらうことが出来たのです。
とても、感謝しています。

などと思っていると、久しぶりの技術評論社さんからの荷物が。
あれ?なんだっけ?と思って開封。



あっ!!これ!!


iPhone x Movie導演」


iPhone x Movieスタイル、台湾版。完成しました。

うーん、感慨深いよなあ。
自分の名前がクレジットされている本が、日本以外で印刷されて、出版されて、本屋さんにならんで。
ちょっと、現実感が薄いです。



でも、事実。
ISBNコードを検索すると、ちゃんとこんなページがあるのですから。 → LINK

ボクは台湾ではこんな感じ。

飯塚敦


作家、iPhonegrapher 到處吃美食,以咖哩為主題,在部落格《這是咖哩喔》(http://blogs.yahoo.co.jp/hapii3)提供生活風格建議。 短短五年半即寫了1400則文章,
談的全部都是咖哩。 目前擔任現場談話節目「印度百景」主持人。

這是咖哩喔 = 「カレーですよ。」、なんですよ(笑)


ほらね、2誌を比べてみると。
おもしろいよねえ。開き方が逆なんだよね。
右開きのオリジナルと左開きの台湾バージョン。

このページはご存知ジェット☆ダイスケさんのタイムラプスレゴアニメのページ。
台湾の人たちもやってくれるといいねえ。

iPhoneで撮る。編集する。作品を生み出す。
そういうムーブメントが巻き起こると、いいなあ。


直近で台湾行きのご予定のある方は、書店に立ち寄って、ぜひご購入を。
わたしもちょっと台北あたりに行きたくなっています。

日本を出る予定がしばらくない方は、こちら「iPhone x Movieスタイル」を書店やAmazonでお求めくださいね。 → Amazon

うーん、1年。そして新刊台湾版。
なんか、イベントやりたいなあ。


やりたい。 やるか。Bounen x Movieスタイル、とか。

2011年11月14日月曜日

PhotoBackを作った。ますますお気に入りのサービスになってた。


「PhotoBack」

というブックサービスがある。

自分のとった写真を写真集にしてくれるサービス。
プリント会社、プリンターメーカー、コンピュータメーカー、印刷業者、DPEの会社。いろいろな企業が参入しているジャンル。

その中で、いくつか試したサービスもあったのだけど、やっぱりいいよね、と戻るのがこの「PhotoBack」


大変に質が高い成果物が手に入る、好きな写真集サービス。



まず、質感。
とにかく、質感。
実はこれがやっぱりすごく大切で。


わたしは写真も好きなのだけれど、やっぱり「本」という部分にこだわりがある。引っ掛かりがある。

お安いサービスである、写真が美しく印刷できている、簡単に作れる、等。
各社ごとにアドバンテージを持っているようなのだけれど、このフォトバックの素晴らしいところは「質感」

出来上がったものが届いて、封を開いた時に、頭が「あ、本だ。」と認識するのだ。
これはちょっと、すごいことだと思う。


いっちゃ悪いが「おいおい、これ、プリントアウトを貼り合わせただけじゃない」と笑ってしまったものもあった。
そういう中、長いこと本屋に通って、活字が好きで、本をたくさん買って、という経験をしてきた頭が、目が、手のひらが「これ、本だ。本屋で売ってる本だ。図書館で手に取る本だ。」と認識する。


有用なんだよ。これ。この感覚が得られるこれ。


フリーランス、なんてものをやってると、自分の作品だ成果物だというものを見せねばならぬタイミングが必ずくる。
雑誌掲載記事、なんてのはiPadにいれておいてiBooksでちょちょいと見せる程度でよい。


でも、写真を、世界観を、雰囲気を、などいう局面、紙の方が絶対いい。こだわりだって見せられる。ポートフォリオと称してプラスチックのクリアファイルなんか見せて気まずくなったりせず、堂々としていられる。

仕事に誇りを持っていることが相手にも伝わるし、自分の自信に繋がる、イコール主導権をとったり自分の考えで物事を進めたりというきっかけにすらなったりするのだ。


文筆業のご同輩では万年筆などにちゃんとおかねをかけているひとがいる。
大変に尊敬心を覚える。
同じようにフォトバックで何かを感じてもらえれば、これはとてもよい、と思うのだ。


おまけに最近ではこれ、iPhoneアプリからの制作、発注が可能。
クオリティはもちろん変わらず。

大変なことだ。


2011年11月11日金曜日

高円寺フードツアー、明日とあさって。


少し前から高円寺を歩いていると白にオレンジ色のかわいいデザインのポスターを見かける事があった。


「高円寺フードツアー」


とある。
あ、これ、野上優佳子さんが仕掛けたプロジェクト!!





友人の野上優佳子さん、ひょんなきっかけで知り合った。
彼女はオールアバウトのガイドをやっていたり、会社を興してライティングや食関係のイベントを積極的にしかけて地域への食による貢献を旨に活動をしている人。
魅力的な女性。

株式会社HORBAL http://horbal.jp/
オールアバウト http://allabout.co.jp/gm/gp/194/

わたしは食という柱ともうひとつ、ガジェットという柱をもってライティングの仕事をしている。
アップルストアで度々行われるイベントや自分たちが主催するiPhone3分映画祭の活動、iPhone、iPadの関係のイベント等でいつもお会いしている株式会社アプリヤの新城健一さん。
一度はコンシューマー向けのウェブ上でのiPhoneアプリ制作コンテンツの講師、なんてお仕事をいただいたこともあった。

そんな新城さんからいつぞや電話をいただいて「iPhoneじゃなく、食関係の別件で」なんていわれて紹介していただいたのが、野上さん。新城さんの奥様。
おもしろいご縁だなあ。

ちょっとしたバイラルだったり、実際にからだ動かしてタンドールを稼働させた「高円寺ビヤテラス」だったりをお手伝いしたりして。
楽しい企画をどんどん打ち出しては成功させてらっしゃる。

今回の高円寺フードツアーもとても楽しみ。


「高円寺の行きつけ探し」というコンセプトは好きだなあ。


チケットが3500円。5枚綴り。
その一枚を使うと参加店で高円寺フードツアーの特別セットが提供される。
見るとね、なんか悪くないんだよね。
飲み物とおつまみちょいちょい、という感じで、一杯飲んでは河岸を変えて。
楽しくないわけがない。それが5回もできちゃうんだよね。

参加店が40店を超えていて、寿司屋、スナック、焼き鳥屋、カフェ、カレーにギョウザにフレンチ、イタリアン。なんでもあるよ。

新しい、まだはいった事のないお店で一杯。
明日とあさってはそうやって行きつけ探しをしてこようと思います。


http://koenjifood.com/

2011年11月9日水曜日

100円ショップのiPhoneコーナー。そう、立派なコーナーがあるんだよ。


iPhoneはさ、iPhoneは、100円ショップが熱い!
、、、みたいです。

そうなんだよ。100均。100均だよ。
いい悪いはとりあえず置いておく。100円ショップです。


あまり足繁く行くわけではないのだけれど、何かの折に100円ショップに寄ることがある。急な雨とか、ね。
で、そういう時にただ傘を買って出る時もあるんだけど、わりと忘れずにのぞくのが、イヤフォンとか電池とかを売っているコーナー。
携帯電話まわりのアクセサリーなんかも置いてある、あそこ。

このざまです。



うっかりiPhoneコーナー(!)なんてあったりして、びっくりする。いや、本当なんだって。この写真、見てほしい。

ね。iPhoneコーナー。
どこのヨドバシカメラかと。
ね、思うでしょ。

携帯電話コーナーでもなければ、ましてやAndroidコーナーでもない。
すごいねえ、iPhone。
単一機だよ、iPhone。

iPhone1機種だけ、それで企画、ゴーでちゃうわけだ。
それがたぶん、現状のスマートフォンの市場なんだ。
単純だよ、売れてるんだよ、iPhone。

アンドロイドはガワが規格もサイズもバラバラだから、いくらトータルのマスが大きくなってきているとはいえ、その機種ごとにケース作れるほど売れてはいない。



この店は、「キャンドゥ」

ほら、見て。

ケース。ケースだよ。
ハードケース。シリコンケース、バンパーまである。なんでもあるよ!スゲーなあ。

スタンド、どこかで見たことのあるこれも。
ケーブルヨーヨーとかも。カラーコーディネートだってできる。
透明のハードケースなんて、これ、カスタムにぴったりじゃない。
うーん、おつきあいのあるあそことかあそことか、泣いてるだろうなあ。



クラフト系のクリエイターさんはありがたい、と素直に思っちゃってるかもしれない。
いろいろとやれる。
安いからどんどん失敗する勇気が出る。



で、こちらは「セリア」
のぞいてみると、、、



うわあ、これ、すぐにダメになるんで買い増し必須のドックコネクタケーブル。
ほぼ純正デザイン(笑)
そのうえコストの都合なんだろうけれど、50センチという長さが使い出いい。
むしろ、いい。


ケースもあるし。
うむ、4、4s対応って、書いてある。早い。


これ、これもいいぞ。今回一番やばいと思ったこれ。
クリップタイプのiPhone、スマートフォン用のスタンド。

穴一個開けるだけでこれ、ものすごくいろいろ使えるようになっちゃうでしょ。三脚穴いっこで。
本家のをAmazonで買おうとしたんだけど、売り切れで買えなかったんだよなあ。
そうこうしてるうちにこんなものが、、、




意匠を作り上げたメーカーさん、デザイナーさんがかわいそうでもあるいくつかのものも含まれている。
とはいえこのご時世。ありがたがる人も多いよねえ。つらい現実です。


とりあえず、ワッチは続けようと100円ショップの定期巡回は欠かさぬよう心がけることにしてみよう。

2011年11月5日土曜日

「iPhone x Movieスタイル」、そろそろ1年。


昨年11月に発売されたオブスキュアインクさんとわたしの本。


「iPhone x Movieスタイル」


ジェット☆ダイスケさんをはじめ、著名な方々の原稿に支えられて大変よい本に仕上がったと思う。



そんな本、やはり著者であるところの自分、気になるわけで。
どれくらい売れているのだろう?
店頭には置いてあるのか、そう思いながら、街に出ると書店をのぞく。

なにしろ流れの速いIT、ガジェット、技術本のジャンルのこの本。
そして発売からかぞえるとはや1年になろうという今月11月。

どうなのかなあ、と書店をのぞくと、さすがにはじめの勢いはないものの、iPhone関連が充実している書店には、結構未だおいてもらっている。


とても、ありがたい。


新モデルの発売がなされ、5ではなく4Sであった事にほっと胸ををなでおろし。
基本は変わっていないので、じゅうぶん戦える内容、という事が確定。




とはいえ、ただただアプリケーションの説明やOS等の説明、解説に終始しない作りで考えた本。始めから、新モデルがでてもまだまだ現役でいける想定で作った、と思っている。

願わくば一度手にとって、ぱらぱらとめくってみてほしい。


この本に込めた想いはわたし自身の体験。
実はムービーはかなり楽しいという事。
実はムービーはそれほどむずかしくないということ。
撮影も、編集もiPhoneの中でできる時代が来ているという事。
それによって場所も時間も選ばない、いろいろな可能性がうまれていること。

そのことを伝えたかった。



あなたなら、きっと気に入ってくれるはずです。