びっくりした。こんな本が出た。
「 チェキ i t ! 」
シャレたタイトルのこの本。富士フィルムのインスタントカメラ、チェキオンリーの本である。待っていた人も多いと聞く。そう、チェキの周辺、熱いのだ。
インスタントカメラは、とても楽しいカメラなのだ。
気がつけばデジタルカメラオンリーの世の中になってしまって、フィルムの写真が大変少なくなってしまい、憤懣やるかたない昨今。
デジタルカメラとフィルムのカメラ、まったく違うものなのだ。
光と影と化学反応。言葉だけでもロマンチックだし、実はフィルム写真のクオリティ、いまやっとそれにデジタルが追いついた、まだそういう時代なのだ。
簡便さでついついデジタルを選んでしまうのだが、あの楽しさ、あの不思議は一度味わっておいた方がいい。
そしてその簡便さをも兼ね備えた、ある意味デジタルカメラと昔の写真をつなぐミッシングリングたり得るかもしれないのがインスタントカメラなのかもしれないなあ、など思う。
そんなおじさんの思いとは全く別に、チェキの世界観は、現代的で、キッチュでアナログで、しかもアップトゥデートなおもしろさをはらんでいる。
その証拠がユーザー層の若さだ。この本を読んでみるといい。わたしのような古いカメラを知っており、デジタルカメラに便利さから取り込まれて悩んでいる層なぞ吹っ飛ばすような若さと楽しさがつまっている。
僭越ながら、被写体として、わたしも99ページに載っている。
チェキと生活するスタイルがたくさん載っている。一度手に撮ってみることをオススメしたい。
わたしもこの本に感化された。
いまある古い初代チェキに、最新の50Sを買い足してやろうかともくろんでいる。
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