少し前に友人にさそわれて出かけた。彼が持ってきたいくつかのガジェットがあったのだが、これは出色だった。
今更、と言われるかもしれないが、
「AR.Drone2.0」
すばらしいクワッドコプターだった。値段を超える価値があった。
まず1番はじめにコントローラーを準備するのだが、iPhoneやAndroid端末にアプリをインストールする。機体とWi-Fiで接続それがコントローラーになる。この未来感は大変なものだ。
自分の手持ちの携帯電話がコントローラーになるのだ。
機体を準備して「じゃあアプリをインストールしなよ」と言われ、その場でDLするという流れ。それで、操船が出来てしまう。魔法のようだ。
そしてまた驚かされる。小さな、安い電動の室内用ヘリコプターのラジコンはもはや安いおもちゃの部類に入ってしまっている。おもしろいものが好きな人なら飛ばしたことがある人も多かろう。
空を飛ぶ機械は小さく作れば作るほど、安定をせず、コントロールも難しくなる。この既成概念をいとも簡単に壊してくれるのがこのAR.Drone2.0だ。
コントローラーとなった自分のiPhoneの表示からテイクオフボタンを押す。それだけなのだ。空を飛ぶおもちゃは離陸と着陸が難しい。それをどちらもオートコントロールにしてしまってある。着陸も任意の位置までAR.Drone2.0を導いて、ボタンを一押し。ふわりと危なげなく着陸する。設計思想が見えるような素晴らしいものだ。
そして空中での安定性にも驚かされる。
コントローラーで操作をする。位置がぴたりと決まるのだ。きちんと自分の意志に呼応する動きをしてくれる。これにスチルとムービーの撮れるカメラがついているわけで、もう、なにも出来ないことはないのではないか、と思わせる完成度だ。
その利便性と完成度を、初めて飛ばすわたしのような人間がいとも簡単に自分の意志でコントロールが出来てしまう。本来ヘリコプターは操縦が大変難易度の高いものなのだ。
運用次第でちょっとした高所用のジンバルつきカメラを手に入れてしまったようなものなのだ。ラジコン、というよりカメラとして今後伸びて行くのではないか、と見ている。
次期モデルではきっとカメラがHDになってくれるだろう。本格的な運用が出来るおもちゃを越えた実用モデルになるのだろう。楽しみだ。
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