2013年4月23日火曜日

皮のフリした大人のiPhoneケース。トリニティ 次元「皮」

おもわず動画で熱くなって紹介してしまったのだが、このiPhone5用ケース。

トリニティ 次元「皮」

というもの。心から驚いたのだ。




こだわりはオールジャパン。すべての技術、製法を日本の技術の粋を集めて作ってやろうじゃないか、という気概で組み立てられたプロジェクトなのだ。製造、製法、設計や技術から付属品まで、すべてが日本製。気持ちがいい。

皮に見える表面テクスチャは実はプラスティック。金型で、モールドで表現されている。恐ろしいのがその精度、表現力。手で触れると頭が「これは皮である」と判断してしまうのだ。これには驚いた、舌を巻いた。この感覚、ちょっと考えられない感じで、実際にぜひ手にとってさわらないとその驚きはわからないかもしれない。

プロダクト、というのはいろいろな要素が数多く重なりあってその妥協点で着地点、製品が決まるという流れや手法があるが、これは別物だな、と感じずにはおれなかった。
本物の情熱は製品を通してコンシューマーに伝わる。確実に伝わると思う。これがそうだな、とそう思った。

2013年4月1日月曜日

GoProで撮るスリランカ「スリーウィラーで錫蘭(セイロン)疾走。」

ちょうどひと月、スリランカに暮らした。
ひと月ともなると遊んでいる訳にも行かず、仕事ができる環境をまるごと持ち出さねばならなかった。その中で新しく導入した機材の中にGoPro HERO3 SILVER EDITIONがある。アクションカム、と言われるジャンルの小型で単機能のビデオカメラだ。

かなり広角のレンズが入ったそのカメラは、はじめの印象、正直に言ってがっかりした。まるでトイカメラなのだ。小さくて軽くてプラスティック丸出しで。愛のない機械、愛でてもらえそうにない貧相な機械だなあ、と正直に思った。が、しかし。



使ってわかった。
そういう事ではないのだ。カメラを磨いてはぺたぺたさわって楽しむ部類のカメラではないのだ。これは道具だ。プロフェッショナルが現場で使う、生粋の道具なのだ。

趣味人が持つ、フィルムカメラをまねた古くさいデザインでフィルムカメラを忠実に模倣したインターフェースを持つデジタルカメラや、モダンで、でも保守的なデザインの全機能てんこ盛り、レンズがボディの中で上下左右に盛大に首を振る、ああいうビデオカメラでもない。過酷な環境下で、とにかく回る、とにかく映し続けるために作られた道具なのだ。そのための広い画角、そのための素っ気ないデザイン。そのための頑強なハウジングの標準装備、なのだ。

オフロードバイクやモータースポーツの現場で、いくら振動があってもバッテリーが接点から絶対に離れない設計や、極寒のウィンタースポーツの撮影のために設けられたバッテリーヒーター、60メーターの防水機能を誇るハウジングの標準装備、グラブをしたままでも押しやすく作られたボタン類などいちいちプロフェッショナリズムが顔をのぞかせる、じつにおもしろいカメラだったのだ。

買ってみて初めてわかった、遥かに想像を超えるおもしろい用途が果てしなく広がるこのGoProの世界。それをスリランカで試せたという幸運。

とても幸せに思っている。