2013年9月14日土曜日

iVISminiという自分撮りに特化したビデオカメラ。


ビデオカメラ、という名前。どういうイメージをお持ちだろうか。

わたしが思うのは「もっさりした」とか「かさばる」とか「重い」とか。お父さんをやってる人からは「年に2回くらいしか使わないので使い方を忘れる」という話を聞いた。「かさばるからわざわざ持っていかない。iPhoneでいい」という人もいた。わりと散々な事が聞こえてくる。

手のひらサイズ。持ち歩こうと思うサイズ、軽さ。

重くてかさばるビデオカメラには理由がある。きちんとした基本性能、先進的な機械式手振れ補正、よいレンズ、美しいEVF、長時間バッテリー。いい作品を残すにはどれも必要な機能だ。そう、「作品」を残すのには。

しかし、だ。

「作品じゃないよ。スナップショット。手軽でちょいと撮って、あとでちょっと見たりSNSに投稿する。スマートフォンでいいんだよ。」
この意見もしかり、である。まったくおっしゃる通りなのだ。特に昨今のスマートフォンで撮るスナップ写真が主流を占めるライトユーザーにおいては顕著といえる。

でも、その中間くらいの人は、どんなカメラを持てばいいの?

たとえば、スマートフォンで写真を始めてトイデジカメや中古のフィルムカメラにそろそろ手を出そうかな、なんていう層。やんわりしたスナップショットやいわゆる女子カメラ的アプローチで写真をやっている人が動画をやりたくなったら?
たとえば少数派だけれどどんどん増えつつある層、YouTubeに自分を撮影して投稿したい層。誰かに自分の表現を見てもらいたいひとたち。
ライブやダンス、スポーツのパフォーマンスを撮って手軽にプロモーションに使ったり練習の参考にしたり、という使い方を考えるアクティブな層。

液晶はバリアングル。内蔵スタンドと相まって自分撮りにぴったり

けっこうその範囲は広い。いわゆる既存の手持ち型、三脚を立てねば据え置き撮影がままならないタイプのビデオカメラ。そういうものに抵抗があるひとたち。その層を気軽に動画の世界に導くようなカメラ。あればいいなあ、と思っていた。
確かにスマートフォンに専用の取り付けクランプと三脚をセットしても撮影できる。今持っているビデオカメラがあればそれに三脚をつけても、出来なくはない。

だが、どうだろう、それ。
3ステップほどの手間がかかってはいないだろうか。三脚や金具の準備、やってるうちにきっと欲しくなる、画角を広げるワイドコンバージョンレンズ、それらをすべて持ち歩き、現場で組み立て、さて、撮影。これは、撮影欲が、落ちる。煩雑すぎる。被写体が限定される、逃げていく。

だがこの新しい考え方で作られた「iVIS mini」というカメラにそういう手間、煩雑さはまるでない。なんという軽やかさなのだろうか。
まず、小さい。イメージでいくとポータブルゲーム機の半分の質量、サイズ感。その中に超広角160度のレンズと1時間保つバッテリー、明るく自分撮りにも使える可動式液晶タッチパネルに自立用の内蔵スタンドまでが詰め込まれているのだ。これをただ無造作にポケットに入れておいて、思い出したときにスイッチを2つ押せば撮影が始まる。けっこうきれいな画を残してくれる。写真も撮れる。1時間の電池が心配なら買い足せばいい。コンパクトデジタルカメラと共用のそれはとても小さく、じゃまにならないのだ。
光学ズームはつかない。いらないだろう。小さなカメラだ。自分で歩いて寄ればいい。自分の足で寄る、はとても大事な事なのだ。いい勉強ができるはずだ。

11月には防滴ケースが発売される予定

流行り機能としてWi-Fiで接続されたスマートフォンとの連携。スマートフォン側でも小さめのサイズの録画データが残せて、かつカメラ側には元データの高画質データもMicroSDカードにしっかり残る。リモートで画角の切り替えや録画オンオフもできる。いう事がない。

まったく何の過不足もない。いや、むしろその軽さ、一体感、一台で完結したバランスなど、あの大きくかさばるビデオカメラたちを超えていく可能性を秘めているのだ。

旅行に持っていきたいけどビデオは重いし。電池がたくさん必要でかさばって仕方がない。ネガティブな要素が多かったビデオを持っての外出。まったくその心配はなくなった。

自分撮りの楽しさや、パーティーなどでおきっぱなしにして、カメラを意識しないでしゃべるおしゃべりをあとで見るその楽しさ。スマートフォンと一緒に使って手軽にSNS等でビデオメッセージを送るのもいいだろう。
いろいろな新しい体験をする事が出来るはずだ。

三脚穴もあるので小型スタンドやグリップをつけるとより便利に

iVIS miniをAMNさんのイベントに出席し、キヤノンさんよりお借りしている。とにかく気づきの連続で楽しくて仕方ない。もう予約販売が始まったiVIS mini、オススメが出来る動画撮影のカメラが登場して、とてもうれしい。



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