2011年12月15日木曜日

オステリアダヒロキ。三鷹のレストランで写真を撮ってきた。


ちょっとおもしろいスタイルのフォトパーティー、なのかな。

そういうのに行ってきました。


仲良くしてもらっている友人のマヤさんが誘ってくれました。
なんでも食事の写真を上手に撮ることのできる人を厳選、だそうで。
ホームページい写真を提供してくれるカメラマンを募って、食事を出して、それを撮影。撮ったそばから食べちゃおう、という集まり。


うむ、上手いか下手くそかは置いといて、7年くらいカレーの皿ばかり、写真、撮ってきてるもんね。
あたしの腕と機材でよろしければ、よろこんで。


さて当日。

ちょいとばたばたしているなかで、何とか都合をつけて滑り込んでみると。
お、オレは仕事しなくてよさそうだな、と思わせてくれた人が何人かいた。
すんごいごっついカメラとごっついレンズの人。
よし、食に集中しよう(笑)




あ、いや、ちゃんと写真は撮りますよ。
うん、撮るってば。
機材だけじゃないところもありますからね、食事の写真。

料理って正面、横、後ろ。ちゃんとあるんです。
たとえ丼物で、シンメトリーだったとしても、あるんです。
そのことは仕事で厨房に立っていたからよくわかる。


調理人のひとが、まな板と皿を自分に向けて皿の上を作り上げて、それを今度はホール担当がお客の胸の前に正しい位置で、見せたい顔の方を向けて置く。これです。お客もそれを受けて眺めます。
そういうのがわかっているかいないかで、たったそれだけでも写真は変わるもの。

そんな経験を生かしつつ、でも、機材的には話にならんのでお任せすべき方にお任せして、ボクはじゃあ、映像の方でも。というわけで、いつも通り。
iPhoneのスライドスイッチを右にスライドさせて、赤いボタンを押して、動画を撮影。


や、きれいな、おいしそうな料理の画ってのは、いいものだねえ。
楽しく撮影ができました。

公然と店内を立って歩いてどこでも撮っちゃうなんていう、はしたないこと、なかなかできないのでとても楽しい。
キッチンの作業だってOKという大盤振る舞い。
レストランでの仕事の流れを撮るっていうのは、すごく楽しいな。ヒロキさんも奥様もカッコ良くて、絵になるし。


料理、美味しいです。とても美味しい。
イタリアンは好きだけど、あまり詳しくないので、あまりいろいろ言えないのだけど。でもとにかく美味しい。

なにより作り手が出されているお料理のストーリーをその場で教えてくれるのがとても楽しい。食事はリビドーではなく、知、の部分での満足、それを含めて満足感を得る。そのことはすごく大事であると思います。

作り手とお客がきちんとコミュニケーションをとって、お互いに納得、満足をして食事が進んでゆく。
このスタイルはこれからますます個人の飲食店にとって大事になってくるんじゃないか、と思います。


この日のフォトセッションはそういった観点で、モデルとできるような催しだったのかな、と感じました。

パーティーの開催 > 顧客に役割分担をする > 参加意識とコミュンケーション > リピーター

というような感じでしょうか。それが押し付けがましくならずに、スマートに進む。
大変貴重な体験でした。





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