2012年5月20日日曜日

iPhoneカメラアプリ。ハイコントラスト。ポンコツ。寛容と理解、人間力。


ハイコントラスト、モノクロームの写真をiPhoneアプリを使って撮ったりする。

最近インスタグラムの中毒性と簡便性にささやかな反旗を翻そうと、そんなことをやっている。うーん、本質同じと言われれば、それはその通りなのだけど。
けど、なんとなく。



友人のカメラ誌の編集長とインスタグラムの中毒性のこわさの話をした。面白い話だった。写真撮影のなにか根幹的な部分を壊されるのかもしれないな、と感じている。同時にそういう場所から新世代の写真家が生まれるかもしれない、とも、少し、思う。


さて、件のアプリ。

「HiConLite」 
Weburban LLC - HiCon Lite - http://itun.es/isB4TD 

という、この無料アプリ。

こいつがクセもので。不自由な上にブッコワレアプリなのだ。そこも含めてすごく気に入っているのだ。気に入っているのでカメラアプリをまとめたページの一番先頭に持って来ている。



まず不自由さ、これはカメラロールから写真を引っ張れないところ。が、こういうアプリは「本物のカメラと同じくする」思想というスタンスで意図的にやっているアプリもあるので大して気にならない。これがいやなら有料版の「HiConPro」がある。カメラロールから引っ張れる。わたしも持っている。ちっとも使わない。


ブッコワレポイントは、多い(笑)
まず撮影するのだが、撮影画面はよくあるiPhoneカメラアプリと同じ。何の変哲もない。シャッターボタンと撮影キャンセルのボタンがあるだけ。シンプルなものだ。シャッターを押すと写真が撮れる。


プレビュー画面になってボタンが2つ、出てくる。UseとRetake。リテイクを押せばちゃんともとの撮影画面に戻る。


ここまではいい。


こっからなのだ、このクセもの。
この写真でよし、なのでUseボタンを押す。ボタンを押せば普通反転したりウェイト、とかなんとか出る。


このアプリ、まるっきり反応がないのだ!いや、実はUseボタンにほんのうっすら影が出来る。普通の人じゃほぼ気がつかない。その上、その僅かな変化が起きてから写真がモノクロームになるまで、何の動きもないままたっぷり5秒待たされる。長い5秒だ。


よく見てほしい。上のスクリーンショットととそのもうひとつ上のスクリーンショット。
何が違うというのだ。わかるわけがない。もう一度よく見てほしい。Useボタンに微妙に黒い影が付いているのを。


そして長い5秒ののち、おもむろにボタンがグレーに変って入力を受け付けなくなり、変換作業が進んでいることがわかり、少しホッとする。が、そのあとまたひと呼吸あって「うむっ!」っと思わされる。


そののち、やっと変換された写真が出てくるのだ。


ここまででははまだまだ。まだあるのだ。


最後に撮影済みのプレビューが画面に出ている。
「うむ、いい仕上がり、ポンコツだが致し方ねえか」などと余裕をみせていると、あれ?このあと保存ってどうするの?なんにもボタンでてないけど、、、となる。
次の撮影したいから、撮影画面に戻りたいんだけど。っていうか、これ保存されたのかどうか、メッセージひとっこともでないし!ね、ほら、下のスクリーンショット。どうすりゃいってのよ。ここで終わっちゃってるじゃん。

そうやって途方に暮れてしまうのだが。


じつは保存は勝手にされているのだ。何の断りもなく。でも、そりゃないよ!せっかくいい写真が撮れたのに保存の確認とかないのは。


で、気を取り直してもう一枚、、、いや、撮影画面に戻れない!だってなんのボタンもないし。
とか思ってイライラiPhoneをいじくっていると、、、あれ?!急にアプリが終了した?なに?なんかしちゃったっけ?

いろいろさわっていってみると、、、なんかね、なんにもない場所、上のプレビュー画面の左上端をさわると、、、あっ!アプリが終了したっ!なんだこれ?

どうやらもともとそこにはボタンがあったようなんですが、表示上は何もない。ただ機能が生きてて(生きてるっていうのかこれ?)本来ここでは撮影画面に戻るべきボタンなんだけど、アプリが強制終了するボタンになっちゃってて。


なんてえアプリだよ、これ!(笑)


でもさ、気に入ってるんです。なんだかとても気に入ってる。
クセを調べたり、自分で使い方を想定したり、かんがえたり。そう、カメラって昔、そうやって使ってなかったっけか。フィルムのカメラ。そうだよね、そうそう。
中古なんかで買って、マニュアルなぞ付いていないからひとつひとつ自分で考えて、試して、メモをとったり覚えたりして。

あの感じ、あれかもしれない、いい言い方をすると(笑)



とかくぎすぎすしがちな昨今、こういうものに文句を付けるのは簡単だし、そういう輩も多いわけで。が、しかし。
成果物が悪くない、気に入ってる。それならばこいつをひとつオレが乗りこなしてやろうじゃないか。つべこべいわずにいろいろやってやろうじゃないか。
そういういい方向、建設的な方向への思考が足りてないんじゃないかなあ、と思うのです。



もう少しの努力と咀嚼、それに気持ちの余裕。
そういうものを含めていろいろな事柄にチャレンジしたり楽しんだりするのはまっとうな事なんじゃないかなあ、そう思います。

その方がさ、いい写真、本当の意味でのいい写真が撮れるんじゃないか。


そうおもわない?


追記
フラッシュにも注意。オートがデフォルトになっており暗いところでの撮影時に突然フラッシュが閃いたりする。オフにしてから撮影しよう。が、一枚撮ってもう一枚、の時はリセットされてまたオートになっているので注意。一回づつ周りの明るさとフラッシュを気にして撮ること。

4 件のコメント:

  1. こんにちは。こちらでははじめましてです。
    インスタグラムでアップされてるハイコントラストなモノクロ写真をみて、いつもかっこい写真だな〜って思ってたんですよ!
    なるほど!このアプリだったんですね。
    早速ダウンロードさせて頂きました!にしても不便なアプリですね(笑)
    @disco123

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    1. 本当は「スピカ」とか便利で良質なアプリがあるんですけどねえ(笑)どうしてもこのアプリから離れられないんですよ。3G時代からの愛用品です。

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  2. ここれですよ!私が求めていたアプリは!!
    と思える程完成度の、、、。
    使ってみてコレこそ写真の為のアプリだと思いましたね。
    細かな調整など不要で入魂の一枚が撮れる記がします。
    ご紹介いただき有難うございました!

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    1. 昔のニッポンの兵隊さんは靴を足に合わせるんじゃなく、足を靴に合わせろとおこられたそうです(笑)モノは使いようだし工夫次第でそれの可能性をグッと持ち上げられる。そこから初めて撮った写真が「自分の作品」と呼べるようになっていくのではないのでしょうか。そんな風に思うんです。

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